診察や検査の際に当院で取り扱う麻酔について

2024.05.17

当院の婦人科診察・検査の際に併用することのできる麻酔の種類についてご紹介します。

性交渉の経験のある方の婦人科診察は原則内診台で行います。

紹介動画はこちら↓

緊張してしまうと器具などによる痛みを感じやすくなってしまうため、患者様ができるだけリラックスできるよう声掛けを行っています。

また、診察時に使うクスコ式膣鏡はSSロングという、細長くて痛みが少なく、診察をスムーズに行えるタイプのものを採用しています。（より小さいもの、大きいものを使う場合もあります）

内診が初めてで不安な方や、緊張なさっている方は、医師やスタッフに事前にお話しいただければ、よりリラックスできるよう配慮しますのでお気軽にご相談ください。

婦人科診察や検診は、採血などと同様、通常は無麻酔で行いますが、いくつかの麻酔の準備がありますのでご紹介します。

膣の入り口に塗るゼリー状の麻酔です。

キシロカインという製剤です。
膣の入口が痺れた感じになりますが、骨盤の奥や子宮口付近の痛みは取れません。

キシロカインという麻酔薬を子宮の入り口から注射する方法です。
針で注射するので、麻酔自体にも痛みはありますが、器具で子宮の入り口を把持したり子宮頸管を広げる痛みの軽減が期待できます。

吸入することで、酔っ払った感じになり不安や恐怖が軽減される麻酔です。
単体で痛みが取れるわけではないため、他の麻酔と併用することが多いです。

診察・検査の際に麻酔の使用を希望される場合は、お申し出ください。

キシロカインには頻度は低いですがアレルギーを起こすことがあります。過去にに歯科治療の麻酔で気分が悪くなったことがある、などの方はお知らせください。

また、当院には静脈麻酔の設備はございません。ご了承ください。

笑気麻酔の費用について

笑気麻酔を使用する場合は保険適用ではないため、原則として診察料・検査費用など全てが自費診療となります。

ミレーナ挿入　66000円（笑気麻酔込み）

子宮体癌検査　15000円（笑気麻酔込み）

ミレーナについては

先ほどの内診台についての解説動画についてもリンク先にございます。

どうぞご参考になさってください。

何か他の質問があればお気軽にお申し付けください。