医療脱毛の機械はどれがいい？種類を特徴・効果をまとめて解説！

医療脱毛には数多くの種類の機械があります。また、機械によって照射できるレーザーの種類や照射方法、冷却方法なども異なります。

そのため、医療脱毛をするなら「自分に合った機械でしっかりと脱毛したい」という人がほとんどでしょう。

そこで本記事では、医療脱毛の機械の種類をまとめて、特徴や効果などを解説します。

ぜひ参考にしていただき、医療脱毛を成功させましょう。

医療脱毛クリニックを探すにあたって、チェックすべきポイント、選び方などについては下記の記事を参考にしてみてくださいね。

＼医療脱毛について詳しく知りたい方はこちら／

医療脱毛は機械選びが重要！理由を3つ解説

医療脱毛というのは機械選びが非常に重要です。

なぜ機械の種類をチェックするべきなのか、理由を解説していきます。

機械によって効果的な部位が異なる

医療脱毛は機械によって効果的な部位が異なります。

人に生えている毛というのは、部位によって太かったり毛根が深かったりします。たとえば、VIOは毛が濃くて毛根が深いですし、腕や腹などは薄くて毛根が浅いです。

機械はこのような部位によって、得意不得意があります。

最適な機械を照射できれば脱毛の効果が現れやすいですが、機械が適切でないと何度照射をしても効果がでないことも。

そのため、ご自身が脱毛する部位に合った脱毛器を導入しているクリニックを選ぶ必要があります。

クリニックを絞り込んで探しやすくなる

自分に合った機械を見つけることができれば、クリニック選びも簡単になります。

医療脱毛のクリニックは非常に多くあります。東京だけに限ったとしても数百件は軽く超えていることは間違いありません。

そのため、漫然と医療脱毛のクリニックを探しても、数が多すぎてどこを選べばいいか分からなくなってしまいます。

自分に合った機械を見つけられれば、その機械を導入しているクリニックに絞って比較できるので、より自分に合ったクリニックを探しやすくなります。

クリニックは、機械以外に「通いやすさ」「口コミ」「サービス内容」なども比較して選べるとなお良いです。

肌質や毛質によっても効果的な機械が変わる

医療脱毛の機械は肌質や毛質によっても効果的な機械が異なります。

色黒の人であれば色黒でも照射できる機械を使わなければいけませんし、生まれつき身体全体の毛が薄いのであれば、薄い毛にも反応できる機械を使わなければいけません。

また、夏だと部位によって日焼けをしていることも少なくないため、柔軟に照射するレーザーの切り替えができる機械のほうが望ましいです。

日焼け肌に照射できる機械がないと、冬や春には通常通り脱毛できていても夏になって日焼けした時に、脱毛を断られてしまうことも少なくありません。

医療脱毛の機械選びをする際に覚えておきたい基礎知識

医療脱毛の機械には、3種類のレーザーがあり、さらに2種類の照射方法があります。

これは医療脱毛をするうえで特に覚えておきたい内容なので、詳しく解説していきます。

医療脱毛のレーザーは3種類ある

医療脱毛のレーザーは3つの種類があります。

機械によって照射できるレーザーは異なり、それぞれで効果の出る毛質や肌質が異なります。

アレキサンドライトレーザー

メラニンへの反応が良いため、濃い毛に対して効果が高いのが特徴です。

特にワキや太もも、ひざ下などの、濃くても毛根が浅い毛に対して有効です。

ただし、メラニンへの反応が良いこともあって、色黒の人では照射できません。

主にジェントルシリーズの脱毛器が搭載しています。

アレキサンドライトレーザーの効果や特徴に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

ダイオードレーザー

幅広い毛質や肌質に対して有効なレーザーです。

日焼けしている人でも問題ありませんし、産毛にも照射可能です。

また、痛みも少ないため、痛みを抑えたい人、痛みに敏感な人にもおすすめとなっています。

主にメディオスターシリーズの脱毛器が搭載しています。

ダイオードレーザーの効果や特徴に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

ヤグレーザー

根が深い毛に対して有効なレーザーです。

特にVIOや男性のヒゲには有効なので、それらの部位で脱毛するならぜひとも検討したいところです。

ただし、痛みは3つのレーザーの中で最も強く、特にVIOは痛みを感じやすい部位ということもあり、麻酔なしで耐えられる人は多くはありません。

そのため、麻酔を安く提供しているクリニックを選ぶようにしましょう。

ヤグレーザーの効果や特徴に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

さらに2つの照射方法が存在する

医療脱毛は3種類の照射方法に加えて「蓄熱式」「熱破壊式」の2種類の照射方法があります。

つまり、3つのレーザーの種類に2つの照射方法を掛け合わせて、脱毛したい部位に照射します。

蓄熱式と熱破壊式の違いは「痛み」と「即効性」です。

痛みに耐えられるなら熱破壊式で照射してもらい、耐えられない場合は蓄熱式で照射してもらうのが基本となります。

医療脱毛の機械を16種類まとめて解説！

ここからは医療脱毛の機械を16種類、効果や特徴などをまとめて解説していきます。

対応しているクリニックもまとめているので、ぜひ参考にしていただき、自分にあった機械・クリニックを見つけてください。

1.ジェントルレーズ

項目	内容
照射方法	熱破壊
レーザーの種類	アレキサンドライト
採用されている主なクリニック	–

熱破壊式で照射する機器で、濃い毛に対して有効なレーザーを搭載しているのが大きな特徴です。

現在は上位機種が数多く出ているため、取り扱っているクリニックは少ないです。

古い機器なので、わざわざ選ぶ必要性は少ないといえます。

2.ジェントルレーズプロ

項目	内容
照射方法	熱破壊
レーザーの種類	アレキサンドライト
採用されている主なクリニック	あおばクリニック ルシアクリニック 美容皮膚科エルムクリニック 銀座ケイスキンクリニック ダビデクリニック新宿

前述のジェントルレーズの上位機種で、同様に濃い毛に有効で即効性があります。

また、よりスピーディーな照射ができるため、多くのクリニックにて採用されています。

熱破壊式で脱毛したい場合は非常におすすめの選択となります。

あおばクリニックやルシアクリニックなど、数多くのクリニックにて利用可能です。

3.ジェントルヤグプロ

項目	内容
照射方法	熱破壊
レーザーの種類	ヤグ
採用されている主なクリニック	リゼクリニック ぼくらのクリニック エルプラスクリニック

熱破壊式でヤグレーザーでの照射が可能な機器で、男性のヒゲやVIOに対して有効です。

ただし、ヤグレーザーでしか照射ができず、照射方法の切り替えもできないため、痛みが強い点には注意しなければいけません。

対応しているクリニックはリゼクリニックや、ぼくらのクリニックなどです。

ジェントルヤグプロのみ採用しているクリニックを利用する場合は、麻酔の費用をしっかりとチェックしておきましょう。

4.ジェントルマックスプロ

項目	内容
照射方法	熱破壊
レーザーの種類	ヤグ・アレキサンドライト
採用されている主なクリニック	湘南美容クリニック ルシアクリニック 高須クリニック あおばクリニック フェミークリニック ジョウクリニック

レーザーを切り替えて、熱破壊式で照射できる人気の機器です。

現状、最も人気のある脱毛器といっても過言ではありません。

即効性のある熱破壊式に加えて、根が深い毛や色黒肌にも有効なヤグレーザー、さらに濃い毛に対して有効なアレキサンドライトレーザーのどちらでも照射できます。

蓄熱式で照射できないため、痛みが心配ではありますが、言い換えると痛みにさえ耐えられれば熱破壊式でしっかりと効果が実感できます。

湘南美容クリニックやルシアクリニック、高須クリニックなど、数多くの有名クリニックが取り扱っています。

迷ったらジェントルマックスプロを選ぶ、という考え方でも問題ありません。

ジェントルマックスプロを取り扱う各エリアごとのクリニックに関して、以下の記事でまとめています。

5.ジェントルマックスプロプラス

項目	内容
照射方法	熱破壊
レーザーの種類	ヤグ・アレキサンドライト
採用されている主なクリニック	ルシアクリニック 高須クリニック

ジェントルマックスプロの上位機種で2022年に発売されました。

さらに広範囲にスピーディーな照射ができるようになり、非常に優れた機種となっています。

発売されたばかりということもあり、採用しているクリニックは少ないのですが、可能な限りはこちらを採用しているクリニックを見つけたいところです。

ルシアクリニックや高須クリニックなどで採用されていますが、最新の機種ということもあり、院によって導入状況が異なることもあります。

そのため、ジェントルマックスプロプラスを希望しているなら、カウンセリングの際にもクリニックに再度確認しておきましょう。

6.メディオスターネクストプロ

項目	内容
照射方法	蓄熱
レーザーの種類	ダイオード
採用されている主なクリニック	リゼクリニック ゴリラクリニック

ダイオードレーザーを蓄熱式で照射する脱毛機器です。

特徴としては非常にシンプルで「痛みが少ない」という点が挙げられます。

基本的には麻酔が不要なほどで、どんな人でもおすすめしやすい脱毛機器となっています。

ただし、蓄熱式は即効性がないこともあり、効果を実感するまで時間がかかることは留意しておきましょう。

リゼクリニックやゴリラクリニックなどが導入しています。

メディオスターNeXT PROの効果や口コミに関して、以下の記事で詳しく解説しています。

7.メディオスターモノリス

項目	内容
照射方法	蓄熱・熱破壊
レーザーの種類	ダイオード
採用されている主なクリニック	エルプラスクリニック 銀座肌クリニック

前述のメディオスターネクストプロの上位機種です。

メディオスターモノリスでは蓄熱式と熱破壊式の切り替えが可能です。そのため、痛みが強い場合は蓄熱式、耐えられる場合は熱破壊式というように、個人に合わせた照射ができます。

また、ダイオードレーザーは2波長で照射できるため、より幅広い毛に対して効果的です。

エルプラスクリニックや銀座肌クリニックなどが導入していますが、これまで紹介した機器に比べるとあまり普及していない印象です。

8.ソプラノアイスプラチナム

項目	内容
照射方法	蓄熱
レーザーの種類	アレキサンドライト・ヤグ・ダイオード
採用されている主なクリニック	ジェニークリニック 聖心美容クリニック

蓄熱式の脱毛器で、3種類のレーザーを同時照射するというほかにはない特徴があります。

3つのレーザーで照射するので、どんな毛に対しても効果がありますし、蓄熱式で痛みも抑えられます。また、冷却機能も付いているため、やけどのリスクも少ないです。

痛みを抑えつつ、幅広い毛に対して効果を出したい場合におすすめです。

ジェニークリニックや聖心美容クリニックなどが導入しています。

ソプラノアイスプラチナムの効果や口コミに関して、以下の記事で詳しく解説しています。

9.ソプラノチタニウム

項目	内容
照射方法	蓄熱
レーザーの種類	アレキサンドライト・ヤグ・ダイオード
採用されている主なクリニック	レジーナクリニック 渋谷駅前おおしま皮膚科 恵比寿ブライトスキンクリニック

3種類のレーザーを同時照射でき、さらに照射スピードが早いのが特徴です。

冷却機能もしっかりとしており、やけどのリスクを抑えやすくなっています。

比較的新しい機械なので導入しているクリニックは少ないものの、地域の皮膚科で採用されていることも少なくありません。

美容クリニック以外で探してみるのも一つの手です。

10.ラシャ

項目	内容
照射方法	蓄熱・熱破壊
レーザーの種類	ダイオード
採用されている主なクリニック	リゼクリニック

熱破壊式と蓄熱式で切り替えて照射できる脱毛器です。

また、強力な冷却機能を搭載しており、部位を冷やしながら照射できるので火傷のリスクを防ぎやすいです。

ダイオードレーザーを搭載しているので、幅広い毛質・肌質に対応できます。

同一のシリーズの中では一番古いモデルなので現在採用しているクリニックは少ないです。

11.ラシャトリニティ

項目	内容
照射方法	蓄熱・熱破壊
レーザーの種類	アレキサンドライト・ヤグ・ダイオード
採用されている主なクリニック	バウムメディカルクリニック

ラシャの上位機種で、熱破壊式と蓄熱式の切り替えができる点はそのままに、さらにレーザーの種類が増えました。

そのため、これといった欠点はほとんどありません。ただし、照射方法が豊富だからといっても、スタッフがしっかりと毛質や肌質に合わせた照射ができなければ意味がありません。

スタッフの技術力が高いクリニックであるかどうかもチェックしたいところです。

導入している大手クリニックは少ないので、一度地域のクリニックでも探してみましょう。

12.ラシャトリニティプロ

項目	内容
照射方法	蓄熱・熱破壊
レーザーの種類	アレキサンドライト・ヤグ・ダイオード
採用されている主なクリニック	大美会クリニック

ラシャトリニティの上位機種で、照射方法が豊富な点はそのままに、さらに痛みを抑えられるようになっています。

一度の照射で2段に分けて熱が伝わるようになっているので、効果をそのままに痛みが少ないです。

関西で人気の大美会クリニックが導入しています。

13.スプレンダーX

項目	内容
照射方法	熱破壊
レーザーの種類	アレキサンドライト・ヤグ
採用されている主なクリニック	湘南美容クリニック 高須クリニック

スプレンダーXはアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを同時照射する、熱破壊式の脱毛器です。

四角い形の、スクエアスポットでの照射なので、特に広範囲の脱毛をする際にうち漏れが少なく、スピーディーな照射が可能なっています。

また「照射ヘッドでの冷却」と「空気の噴射での冷却」の、2種類の冷却システムがあり、やけどのリスクを抑えられます。

湘南美容クリニックや高須クリニックなどの大手クリニックも導入している人気機種です。

14.アバランチレイズ

項目	内容
照射方法	熱破壊
レーザーの種類	アレキサンドライト・ヤグ
採用されている主なクリニック	湘南美容クリニック

アバランチレイズは湘南美容クリニックが国内独占導入している熱破壊式脱毛器です。

照射すると同時に細かいミストも噴射して冷却するのが特徴です。

ミストでの冷却なので、過冷却の心配がありません。

知名度の低い脱毛器ではあるものの、湘南美容クリニックで脱毛を考えているならこちらの機械があることも念頭に置いておきましょう。

15.クリスタルプロ

項目	内容
照射方法	蓄熱・熱破壊
レーザーの種類	ダイオード
採用されている主なクリニック	エミナルクリニック

クリスタルプロは蓄熱式と熱破壊式の切り替えができる、エミナルクリニックが採用している脱毛器です。

レーザーの種類はダイオードレーザーで、幅広い毛に対応できます。

冷却機能も付いており火傷のリスクも少ないです。

エミナルクリニックでは基本的にこちらのクリスタルプロのみを用いて脱毛をします。

16.クラリティツイン

項目	内容
照射方法	熱破壊式
レーザーの種類	アレキサンドライト・ヤグ
採用されている主なクリニック	敬愛会グループ 赤坂皮膚科クリニック ワイズクリニック

クラリティツインは、熱破壊式でアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを搭載している脱毛器です。

9種類のスポットサイズを搭載しているのが大きな特徴となっています。

これにより、広い範囲での脱毛はスピーディーに行い、狭い範囲でもしっかりと集中的に、漏れなく照射ができるようになっています。

大手で採用しているクリニックは少なく、どちらかというと地域の皮膚科にて採用されているケースが多いです。

クラリティツインを希望するなら、地域の皮膚科が導入している脱毛器をチェックすると見つかるかもしれません。

部位別おすすめの脱毛機器

ここからは部位別におすすめの脱毛機器を解説していきます。

ご自身が検討している脱毛プランに合わせて、最適な機械を選びましょう。

全身脱毛

全身脱毛には、最新脱毛器で効果の高さと照射スピードに優れている「ジェントルマックスプロプラス」が特におすすめです。

また、3種類のレーザーに加えて、2種類の照射方法が可能で、どんな毛に対しても最適な照射ができる「ラシャトリニティプロ」も候補の一つです。

痛みに耐えられる人なら「ジェントルマックスプロプラス」を、痛みに敏感な人は照射方法が柔軟な「ラシャトリニティプロ」がおすすめとなります。

ワキ・VIO

ワキやVIOには、熱破壊式で確実に照射ができ、効果も高い上記の3つがおすすめです。

ワキやVIOは痛みが強いものの、蓄熱式で照射をしても効果は出にくいです。しかし、実際の施術になると、多くの人が痛くてワキやVIOの照射でも蓄熱式が選ばれることは少なくありません。

ワキやVIOは多少痛くてもジェントルシリーズのような熱破壊式の脱毛器を選び、痛みに耐えられない場合は麻酔でカバーしましょう。

顔

顔のような産毛が多く、人目に付きやすい箇所を脱毛する場合は、刺激が少ない「ソプラノアイスプラチナム」「ソプラノチタニウム」がおすすめです。

蓄熱式でさらに皮膚表面を冷却しながら照射をするので、肌へのダメージが少なく肌トラブルを回避しやすくなっています。

基本的には上位機種であるソプラノチタニウムがおすすめですが、ソプラノアイスプラチナムでも問題ありません。

医療脱毛に使われる機械・脱毛機器に関するよくある質問

クリニックで脱毛機器の指定はできる？

脱毛機器の指定ができるかどうかはクリニックによって異なります。複数の脱毛器を導入していても、ご自身で指定できない場合もあるので、カウンセリングの際にチェックしておきましょう。

自宅で使える家庭用脱毛機器との違いは？

クリニックでは医師のもとでしか使えない医療用のレーザーを使っているので、家庭用脱毛器とはパワーが大きく異なります。

蓄熱式脱毛って効果がないって本当？

蓄熱式脱毛だと、弱いレーザーを複数回連続照射するので痛みは抑えられますが、即効性はなくなります。そのため、効果は実感しにくいものの、効果がないというわけではありません。

まとめ

医療脱毛は機械によって特徴は大きく異なります。

即効性のある機械、痛みを抑えることに優れた機械、根が深い毛に効果的な機械などさまざまです。

本記事で紹介した内容を参考に、自分の肌質や毛質、希望に合った機械を選んで、脱毛を成功させてください。

どの機械も一長一短ありますが、もし迷ったら人気の高い「ジェントルマックスプロ」を選びましょう。